20080412

おはじめ

”PEPARAMA”(ペパラマ)とは”Paper Craft”と”Diorama”を組み合わせた、私が勝手に名付けた造語です。

要するに「ペーパークラフトで表現したジオラマ」のことですが、紙100%には特に拘らず、必要があれば他の素材も積極的に使っています。
またペーパークラフトは写真(もしくは写真っぽいCG)をビジュアルパーツに用い、遠目には割とリアルに見えるのが特徴です。
写真ベースと言うことで「フォトモ」と同じようなものかと思われるかも知れませんが、フォトモはあくまでも「作品としての写真」の表現手法のひとつであるのに対して、こちらは写真自体には作品性は全くなく、単に絵の部品に使っているに過ぎない…というところが根本的に異なります。
まあ、本当のことを言うと、フォトモを自作しようとしたら題材選択も撮影技術もついてこずうまく出来なかったので、力技で無理矢理立体化してみたら案外よかった…というところではありますが...
















上の写真はペパラマで鉄道模型レイアウトを作ってみたもの。北海道の簡易軌道をイメージしたもので、 軌間9mm、縮尺87分の1(HOナロー)で作ってあります。 とは言え実際の世界で言うと小学校のプール位の敷地しかないので建物も車両も極端なデフォルメをしてあります。
木製パネル(A4サイズ)、レール、樹木などを除いて、車両や地盤も含めてすべてペーパークラフトで出来ています。
車両にはNゲージ用の動力ユニットが入っていて、もちろん走ります。

地面の表現は土や草むらを印刷(プリントアウト)したシートにパウダーを蒔いてスポンジを接着していくだけ。基本的に展開図を切り抜いて組み立てるだけで、すべて「塗装」という作業が不要なので、誰でも 簡単に同じものが作れるメリットがあります。
ふつうこういうブログで制作工程を紹介しても、第三者的にはそれを単に眺めているだけですが、ペパラマなら展開図さえあれば、それを追体験することが可能です。機会があれば展開図の公開もしていきたいと考えています。